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早稲田大学宇宙航空研究会WASA TF 2010.6.12-13 早稲田大学宇宙航空研究会WASAがテストフライトを実施しました.
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父親と子供 パイロットとキャビンアテンダント テイクオフからランディング いつものフライトのはずだった・・・ しかしそれが悲劇に変わったら・・・ 航空界に刻まれた惨劇を関係者や目撃者の再現で小説で再現 メーデー!2/航空機事故の真実と真相 離陸後まもない、ボーイング767型機に異常が起こりました、 機体は、突然失速し、燃えながら空中分解してしまったのです。 機体の残骸は、バンコクの森林に広がり、生存者は、いませんでした。 なぜ機体は、突然失速したのでしょうか・・・ 航空機事故は、偶然の産物では、ありませんなんらかの連鎖的な出来事の結果です航空機事故は、なぜ起きてしまったのか? その答えは、このメーデー!2/航空機事故の真実と真相に隠されています これは、コックピットボイスレコーダーと目撃証言によって再現された真実のストーリーです 第5話 ~巨大な火炎弾~ the big bomb ~パート1~ 1991年5月26日、ラウダ航空004便は、乗客213人乗員10人の 計223人を乗せ、香港の啓徳空港を離陸しました。 004便は、タイ・バンコクのドンムアン国際空港経由オーストリア・ウィーンの ウィーン国際空港行きの便でした。 機体は、ボーイング767-300ER型機でこの機体は、 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトと呼ばれていました。 004便は、離陸後、何も問題なく、きれいな青空の中を飛行していました。 しかし離陸25分後・・・悲劇が起きるのです・・・
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出会い …知らなかった? 星の王子様以外には、飛行機の小説を書いてるの…ほら、それ。本物の空を飛んでいた感覚を筆にこめて、書き上げたんだと思う。本当に凄いわよね… マイページ 通常 私もいつかこういう物語を書いてみたいな。 空を自由に飛ぶって…凄いよね。 [苗字]くんも憧れてる人とか…いる? 日直 登校 朝 珍しく早起きだね…え、飛行機が楽しみだったの? 博物館へ行くなら持っていきたい本があるの。 航空博物館の喫茶コーナーに、きな粉餅ってあるかな? 昼 旅客機の音の体験…何だか本当に飛んでる気がする。 エンジンも飾ってある。[苗字]くんより大きいね~ 飛行機のタイヤって大きいのね…どれくらいの重さかな? 夜 まだまだ今日の話をしたいけど、続きは明日。おやすみ~ 結構広くて全部は見れなかったから、また行きたいな。 家まで送ってくれてありがとう。その…凄く嬉しかった。 アルバイト アルバイトの休憩中に読もうと思って本を持って来たんだ。[苗字]くんも読む? 好感度レベルアップ 今日が来るのを楽しみにしてたんだ。[苗字]くんも? ふふ、奇遇だね。 デート 約束 私は大丈夫よ。今日はどうしたの?急ぎの用事かな。わかった。予定空けとかなくちゃ…予定なら大丈夫。探したい本もあるし、お出かけしましょうか。 当日 お待たせ。…あ、私の貸した本を読んで待ってたんだ。え、面白くて夢中になった?そっか、なんだか嬉しいな。えへへ…えっと、今日はどこへ行こうか? ボス戦 開始 勝利 敗北 バトル 開始 空を飛べたらいいよね。 声援 星もきっと応援してるわよ 勝利 おめでとう。それじゃあ、どこかでお祝いをしましょうか? 敗北 負けちゃったね。飛行機でも見て気を取り直してね。 タッチボーナス 夜間飛行とか…
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709: yukikaze :2021/02/10(水) 22 34 19 HOST p594037-ipngn200411kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp 翔鶴型航空母艦完成したよ。 翔鶴型航空母艦 全長:277.6メートル 全幅:47.9メートル(アングルド・デッキ含む) 喫水:9.55メートル 基準排水量:3万トン(公称。実際は3万4千トン) 満載排水量:4万3000トン 機関:艦本式ロ号缶18基 艦本式タービン4基4軸 15万馬力 速力:30ノット 航続距離:18ノットで10,000カイリ 武装:ボフォース40ミリ機関砲4連装12基 20ミリ機関砲 連装20基 装甲:舷側 102ミリ(傾斜角なし) 水平 64ミリ(格納庫甲板。このほかに主甲板に38ミリ) 搭載機数 1943年度で100機 同型艦 翔鶴 瑞鶴 (解説) 日本海軍が蒼龍型に続いて建造した正規空母である。 蒼龍型とは対照的に、飛行甲板に装甲を貼らない非装甲空母として誕生し、その航空機搭載能力と運用能力は、完成当時世界最大の空母であった。 第二次大戦時においても、その航空運用能力から多大な戦果を挙げ続けており、退役時に満場一致で記念艦に指定されるなど、日本海軍でも有数の武勲と栄光を勝ち取った艦である。 同艦の計画が始動したのは、蒼龍型が就役した1920年代末からである。 同艦の飛行甲板を非装甲化することについては、蒼龍型建造前に決まっていたことではあるのだが、この時期の日本空母は『鳳翔』『蒼龍』『飛龍』の3隻のみであり、大型空母の運用ノウハウについてはまるで蓄積されていない状況であった。 そのため海軍としては、『蒼龍』型の運用実績をある程度積み重ねたうえで、新型空母に反映させようとしたのである。(なお、この時、運用実績の蓄積に貢献したのが山本五十六であった。) そして1年近い猛訓練の末、以下のような点が浮かび上がっていた。 1 アングルドデッキ 何度でも発着艦のやり直しがきくために、着艦時の事故が大幅に減っている。 着艦誘導灯により、艦の進行方向とは斜めに着艦するのも可能となっているが、艦の進行方向上に着艦するよりは困難である。着艦を判断する士官の育成が急務である。 発着艦の同時並行作業については、現状では現実的とは言えない。発艦補助装置が必要である。 2 舷側エレベーター 側面に開口部があることで、被弾時等において換気がしやすい。 また、舷側にエレベーターがあることで、航空機の搭載と発着艦が同時並行で行うことが可能。 ただし、エレベーターが2基と少なく、舷側を低く抑えざるを得なかったことから、時化の時に飛行甲板や格納庫甲板に波が入り込むことになる。 3 揚弾エレベーターの問題 弾薬の装填や補給作業を格納庫で行うために揚弾エレベーターは格納庫に繋がっているが、飛行甲板を破られた際に、大爆発を起こす危険性がある。 ダメコンの観点から、揚弾エレベーターは飛行甲板直通で、補給や弾薬装填も飛行甲板で行うよう改正を執り行うべき。 4 ガソリンタンクへの防御 気化ガス対策のため、タンク周辺の空所を海水で満たすようになっているが、水は衝撃は緩和するものの圧力はそのまま伝播させるため、魚雷等の攻撃による外圧をガソリンタンクを伝えてしまい、タンクを歪ませてしまう欠点が発生する。 タンク内での気化ガス発生を抑えるため、使用して減ったガソリンの分だけ、タンク内に海水を充填して常に空所ができないようにし、更にはタンク周辺や使用していない配管内に二酸化炭素を充填することで、気化ガスの漏洩と引火を防ぐことが肝要。 710: yukikaze :2021/02/10(水) 22 34 59 HOST p594037-ipngn200411kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp 5 ギャラリーデッキ 発着艦時にやかましいという点を除けば、通気性が良いことから概ね好評である。 ただし、飛行要員の待機室は、防御を考慮してギャラリー・デッキから格納庫甲板下層に移し、待機室から飛行甲板までに長大なエスカレーターを設置するように希望する。 6 艦橋 トップヘビーを避けるためとはいえ、戦隊司令部としての機能はやや手狭であり、艦隊を指揮するの ならば能力が不足している。艦隊規模の指揮を行うのならば、少なくとも艦内部に戦闘指揮所の設置は必須となる。 7 防空火器 個艦防御レベルにおいても最低限と酷評。 特に高角砲についてはFCSが高性能にならない限り、デッドウェイトでしかないとまで言い切られている。 一方で、ボフォース40ミリ機関砲は、敵の雷撃機や爆撃機には有効であり、多数の装備が必要。 現場からこの問題点を突きつけられた艦政本部は、文字通りへこむことになる。 1、2、6、7については、艦政本部でも理解はされていた。3についても問題視はされていたものの、飛行甲板が装甲化されていることで大丈夫であろうと、海軍省や軍令部からも認められていたことから、まだ言い訳はたっていた。 だが、4と5については完全に盲点であった。 特に4については、基本的に直接防御を重視していた艦政本部主流派においては、ほとんど等閑視されていたものであり、頑固で有名な平賀譲ですら「僕の過ち」と、一切の弁明もせずに陳謝する程であった。 こうした改善点を受けて、新型航空母艦の設計については急ピッチに進められ、アメリカ海軍のヨークタウン級やイギリス海軍のアークロイヤル級の就役を横目に、1934年度予算において2隻の建造が承認されることになる。 以下、同型について解説する。 同型について一言で述べれば、蒼龍型を非装甲空母にしつつ、その問題点を解消した艦と言える。 その為、非公式的にであるが「改蒼龍型」とも呼ばれたりもしている。 同型と蒼龍型の違いの一つは、何度も言うように飛行甲板の非装甲化であるのだが、その代わりに格納庫甲板に64ミリ、更に機関室及び弾薬庫部分直上の第四甲板に38ミリの装甲が貼られており、仮に格納庫甲板を貫かれても弾薬庫と機関室は守るように防御されている。 また、舷側エレベーターも2基から3基に増やすことによって、航空機と格納庫との移動効率を上げると同時に開口部が増えることによって、被弾時の爆風を効率的に逃せるように工夫されている。 また、飛行甲板が装甲化されていないため、水面から飛行甲板までの高さを蒼龍型の13mから17mにまで思い切って上げている。これにより、蒼龍型においては格納庫甲板に波がかかるような状況でも、翔鶴型においてはかからない場面が増えるなど、航空機運用能力が容易になりやすいようにしている。 直接防御及び水中防御については蒼龍型と変わりはない。 ただし、航空機のガソリンタンクについては、提言通り使用して減ったガソリンの分だけ、タンク内に海水を充填して常に空所ができないようにし、更にはタンク周辺や使用していない配管内に二酸化炭素を充填することで、気化ガスの漏洩と引火を防ぐようにする他、ガソリン配管などもできるだけ艦内を通さず、舷外から飛行甲板に上げるように改正されている。(これは蒼龍型でも改装時に実施) 航空兵装の揚弾についても、飛行甲板直通とする反面、揚弾エレベーターを通じて弾薬庫にまで火災が来ないよう防火シャッターを2重3重に備えている。 なお、魚雷についてはアメリカ軍の魚雷威力が想定以上にたかったことから、戦時改修時に、外付けバルジをつけて強化を図っている。 これにより速度が29ノット程度にまで低下することになるのだが、海軍は許容範囲と判断している。 712: yukikaze :2021/02/10(水) 22 35 38 HOST p594037-ipngn200411kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp 火力については、効果の薄い高角砲搭載を諦め、機関砲と機銃のみとしている。 これは艦政本部を中心に異論が出たものの、山本五十六の「エリアディフェンスは戦闘機と防空巡洋艦に任せ、空母は接近する航空機の攻撃の妨害に徹した方がまだマシ」という意見と、片舷3~4門程度の高角砲で、有効な防空ができるのかという点から受け入れられることになる。 特筆すべきは、その管制システムであり、翔鶴型のそれは、蒼龍型では機関砲に直接取り付けられていた照準器を方位盤に取り付けて遠隔管制することとしていたのだが、照準器もさらに改良がくわえられ、風力修正装置も付加されると同時に、後日装備となったが、測距レーダーを装備し、照準器の弾道修正機能を改良するところまで計画されていた。 大戦中盤以降に日本海軍の防空火力が飛躍的に増大したのは、この改良版と本格的なレーダーGFCSである44式砲射撃指揮装置(史実Mk.63 砲射撃指揮装置)の採用によるところであるのだが、これらの鉄壁の防空網により、アメリカ海軍の航空攻撃はほぼ自殺行為とみなされてしまい(唯一マシだったのがロケット弾攻撃である)、戦局が絶望的になった1946年後半以降に、統率の外道ともいえる攻撃手段を取らせることになる。 航空機搭載能力については、格納庫が広く取れたということと、露天係止を大々的に進めたことから、戦闘機、爆撃機、攻撃機がそれぞれ36機づつ、合計108機という搭載機数を誇っている。 無論、この数字は限界レベルにまで搭載した場合のみであり、実用上では爆撃機と攻撃機を24機づつにした84機+αといったところであるのだが、蒼龍型やヨークタウン級をはるかに超える搭載機数であるのは事実で、日本海軍においては、翔鶴型を主力空母として量産する声がかなり根強く残ることになる。 艦橋については、蒼龍型の反省も踏まえて、史実エセックスに近い艦橋構成となっている。 それでも艦隊指揮という点ではやや不満が残る大きさではあったのだが、蒼龍型よりは使いやすく、また後述する瑞鶴の幸運ぶりにあやかり、戦争中盤以降は第一航空機動艦隊旗艦として使われることが多くなる。 同型は1番艦の翔鶴が1938年に、2番艦の瑞鶴が1939年に就役し、第二航空戦隊を編制。 ここで日本海軍の悲願であった正規空母4隻体制を達成することになる。 これを受けて、当時海軍軍令部次長であった嶋田繁太郎は、空母4隻を主体とする第一航空機動艦隊の編制に着手。 第一及び第二艦隊からの抗議に対しては、戦時急造空母として建造が予定されていた三輪型の何隻かを配備させることを確約することなどをバーターに受け入れさせることに成功している。(初代司令長官は古賀峯一) なお、この時古賀は通信設備が整っている翔鶴型を旗艦として選ぶ予定であったのだが、練度として不十分であることと、蒼龍型が第一次改装により艦橋機能を強化したことから、同艦隊旗艦は蒼龍のままとなっている。 ただし、マリアナ沖海戦において、半ば惰性で旗艦が蒼龍のままであったことは、通信の受信に幾度が失敗したことが同海戦における日本の戦術的敗北につながった要因の一つであり、同海戦における消極的な指揮ぶりもあって井上提督が更迭される要因となっている。(ただし、井上が蒼龍を旗艦として選んだのは、飛行甲板の防御が強いことから最後まで指揮ができる点を評価していたことが理由であり、蒼龍を旗艦とした判断をもって、井上を指揮官として不適とするのは乱暴という意見もある。なお、マリアナ沖海戦では、その前のパラオ沖海戦で翔鶴が被弾し、戦列から離れていたことも、空母部隊の不振の要因となっている。) マリアナ沖海戦後は、第三艦隊司令長官となった武部提督の元、積極的な通商破壊作戦に従事する。 『エニウェトク環礁沖海戦』において、蒼龍と翔鶴が中破するものの、その前に放っていた航空部隊によって、『エンタープライズ』と『ワスプ』を沈めており、中部太平洋における制空権の確保に尽力し、アメリカ太平洋艦隊のトラック諸島撤退及び戦艦6隻の自沈という結果を導いている。 一部には、この時アメリカ海軍の残存艦艇を追撃すれば、後のソロモンキャンペーンではさらに楽ができたのではという意見も出されていたが、当時の第一航空機動艦隊がオーバーワーク気味であることを考えれば、現実を無視した批判であると言える。 713: yukikaze :2021/02/10(水) 22 37 39 HOST p594037-ipngn200411kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp 日本に戻って修理及び休息をした後、奪還したトラック島に進出。 第二次ソロモン海海戦においては、『エセックス』を沈め、アメリカ海軍のガタルカナル島からの撤退を決断させ、ガタルカナル島に完成した重爆撃機部隊の飛行場を潰すために出撃したアメリカ艦隊との間に起きた第三次ソロモン海戦では、海戦終盤に、翔鶴が潜水艦による雷撃で中破したものの、アメリカ海軍の侵攻を頓挫させるとともに、三輪型とともに、ニューカレドニア及びサモアへの通商破壊作戦を強め、1944年秋の降伏に繋がることになる。 ソロモンキャンペーン終了後、半年かけて改装することになり、魚雷防御のためのバルジをつけるとともに、電子機器の一新を図ることになる。 ただし、この改装が予想よりも長引いたことで、当初予定された遣欧派遣艦隊には参加せず、1945年夏に行われたパナマ運河攻略作戦にギリギリではあるが参加することになる。 この時、バルジによる水中抵抗から運動性に変化があったことに足を引っ張られ、翔鶴がロケット弾攻撃で甲板に被弾するという被害は受けたものの、格納庫甲板以下は損傷軽微であり、トラック諸島で応急修理を受けることになる。 この頃になると、翔鶴が戦果を挙げるもののその都度被害を被るのに対し、瑞鶴は戦果を挙げると同時に一度も被弾をしていないことが面白おかしく対比されていくのだが、当の二航戦では、二航戦司令官になっていた有馬正文少将の尽力の元、お互いが喧嘩することなく、むしろ翔鶴を揶揄した面々に瑞鶴乗組員が殴り込むことも起きている。 また、被害を受けるたびに、アメリカ海軍が「今度こそ撃沈確実」と言わんばかりに、撃沈の発表を行うため、あまりの多さに(累計で12回。なお、実際に中破クラスの被弾や魚雷を受けたのは5回で、それ以外は至近弾や、酷い時には出撃すらしていなかった)、翔鶴乗組員から「俺達は一体海底から何度蘇ればいいんだ?」と、半ば真剣に悩み始めトウキョウローズからは「アメリカ海軍は撃沈艦の名前をダーツで決めている」と、揶揄され、当のアメリカ海軍軍人が「もう賭けの対象にもならんぞ。なんで沈まないんだよ、あのアバズレどもは」と、罵るなどという事態にまで発展していた。 カリブ海を巡る戦いにおいては、キューバの航空基地の支援として、アメリカ南部地域を荒らしまわったものの、第一航空機動艦隊司令長官の山口提督の積極性が裏目に出てしまい、アメリカ海軍潜水艦部隊の索敵線に引っかかり、蒼龍が大破(後、着底)、翔鶴もバルジに被弾し中破。瑞鶴一隻になってしまったことで、航空戦力に穴が開いてしまい、アメリカ海軍の乾坤一擲の作戦である第三次カリブ海海戦において、日本海軍の敗北を生み出す要因となってしまう。 カリブ海の戦いが集結し、アメリカ海軍が東部に籠った1946年4月には、復旧なったグアンダナモに再び進出し、再編された空母機動艦隊の一員として活躍することになる。 この時の日本海軍は、蒼龍型1隻、翔鶴型2隻、大鳳型4隻、播磨型2隻、三輪型18隻という、もはや隔絶したレベルの空母戦力を有しておりアメリカ海軍の最後を飾るニューヨーク沖海戦においても、空母艦載機による波状攻撃によって、出撃したアメリカ海軍は、日英戦艦部隊にたどり着く前に半壊することになるのだが、その中でもカリブ海で戦没した姉の復讐を目論む飛龍と、翔鶴型2隻の攻撃により、アメリカ級2隻に海戦の勝利を決定づける一撃を加えられたのは、流石に格の違いを見せつけたと言えるであろう。 とはいえ、戦争終結後、両艦が一緒に任務を行うことはなくなった。 機関は聊かくたびれていたとはいえ、1発も攻撃を受けなかった瑞鶴は、60年代までは日本海軍主力として前線で活躍していたのに対し、幾たびもダメージを受けていた翔鶴は、前線で戦うにはダメージを負いすぎており、練習空母としての任務に就くことになる。 もっとも、内地の穏やかな海面での練習任務も、翔鶴の傷ついた体では年々厳しくなっており、50年代後半には予備艦指定され、60年代初めには退役が決定されることになる。 この時「不屈の空母である翔鶴を残そう」というキャンペーンにより、翔鶴は記念艦として長崎で余生を過ごすことになったのだが、瑞鶴は主力として外れた以降も、練習空母として更に荒鷲達を育てる任につき、彼女が無事に退役を迎えたのは、なんと90年代に入ってからという状況であった。 当然のことながら、海軍艦艇でも最年長であった彼女の退役においては、海軍全体が「何が何でも瑞鶴は残そう」と一致団結しており、好景気で気が大きくなった国民も、一度も被弾することなく戦果を挙げ続けたこの希代の幸運空母を残すことに異論はなく、横浜の地で第二の人生を送ることになる。 715: yukikaze :2021/02/10(水) 22 44 18 HOST p594037-ipngn200411kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp 投下終了。和製エセックスともいうべき翔鶴型完成。 モチーフは戦後に改装されたエセックス級。 まあ、あのエレベーター配置では使いづらいので、最初からすべて舷側エレベーターにしてはいますし、凌浪性のためにハリケーンバウとしていますが。 高角砲全廃して40ミリのみとしていますが、まあ高角砲を効率的に載せる場所もないし載せても単装砲止まりなら、機関砲だけで割り切ってもいいかなと。 基本、防空は戦闘機に任せていますし。 瑞鶴は至近弾すら当たらず、一方で翔鶴は主要海戦に参加し戦果を挙げるけど損害も多いと。 普通なら翔鶴乗組員と瑞鶴乗組員との間で感情的な反発起きるでしょうし、当初はこれを軸にしてカリブで蒼龍が失われ、蒼龍への詫びのために最後の海戦で活躍なんてストーリーも考えたのですが長くなりすぎたので没。有馬提督に頑張ってもらいました。 なお余談ですが、両艦とも記念艦になったので、実質海軍では使うことができないことに。 新型反応動力空母で蒼龍や飛龍の名前が復活しても鶴姉妹の名前が出てこない理由はこういうことです。
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359 :四〇艦隊の人:2013/11/08(金) 00 57 05 ユナイテッド・ステーツ級航空母艦 ・誕生前史 ジュネーブとロンドン、二つの軍縮条約によりアメリカ海軍はきわめて重たい足枷を科される事となった。 一部は自業自得とも言えるのだが、とにかくアメリカ海軍は今後の軍事バランスの維持に頭を悩ませる事となる。 ニューメキシコ級戦艦 32000t 四隻 132000t 14インチ砲三連装四基 21ノット テネシー級戦艦 35000t 四隻 140000t 14インチ砲三連装四基 21ノット コロラド級戦艦 32600t 二隻 65300t 14インチ砲三連装四基 21ノット サウスダコタ級戦艦 45000t 三隻 135000t 16インチ砲三連装四基 23ノット レキシントン級巡洋戦艦 43500t 一隻 43500t 16インチ砲連装四基 33.3ノット 残り建造枠、84200t 以上十四隻+84200tがアメリカ海軍がジュネーブ、ロンドン両軍縮会議の結果保有を許された戦艦である。 これに対し当時アメリカが主敵とみなしていた大日本帝国海軍連合艦隊の保有する戦艦は次の通りである。 扶桑型戦艦 34500t 二隻 69000t 35.6センチ砲三連装四基 25ノット 長門型戦艦 40000t 二隻 80000t 41センチ砲三連装三基 28ノット 加賀型戦艦 45000t 二隻 90000t 41センチ砲三連装四基 28ノット 紀伊型戦艦 68500t 二隻 137000t 46センチ砲三連装三基 28ノット 金剛型巡洋戦艦 30000t 二隻 60000t 35.6センチ砲連装二基 29ノット 天城型巡洋戦艦 41000t 四隻 164000t 41センチ砲三連装三基 32ノット 砲門比にすると次のようになる。 米国:14インチ砲120門・16インチ砲44門・18インチ砲0門 日本:14インチ砲40門・16インチ砲78門・18インチ砲18門 ……もはや笑うしかない戦力差である。 しかし、笑っていられない米海軍軍人は何とか対抗する術を編み出すため日夜検討会議を行っていた。 そんな中一人の疲れきった中佐の喚いた戯言が、太平洋戦争前夜のアメリカ海軍空母機動艦隊を世界最強の地位に立たせる原動力となるのである。 360 :四〇艦隊の人:2013/11/08(金) 01 00 10 ・誕生 その中佐の喚いた戯言は「空母で戦艦を沈められればいいのに!」だった。 ジュネーブ条約で保有を許されたアメリカの航空母艦枠は30万t。 だがそのときのアメリカは航空母艦を11000tのラングレーただ一隻しか保有していなかった。 その中佐は当時は補助戦力としての価値しかないと思われていた航空母艦の保有枠のことを嘲って言ったのだろうが、そうはとらなかった人物がいた。 彼は海軍各所に精力的に働きかけ、標的艦として沈められる予定だったネヴァダ級戦艦ネヴァダを使った航空機による対艦攻撃実験を行わせる事に成功したのである。 そして実験当日、アメリカ海軍航空隊の航空機十二機が投下した改造魚雷のうち六発が命中、命中後三十分ほどであっさりと浅瀬に擱座してしまったのである。 こうしてアメリカ海軍の方針は固まった。 20000t級のレンジャー級航空母艦二隻、35000t級のヨークタウン級航空母艦三隻、そして日本の早池峰型を上回る70000t級の巨大空母ユナイテッド・ステーツ級航空母艦二隻の建造が決定されたのである。 ・完成 一九二六年の完成後、それまでの世界最大であり、また世界最長の軍艦であった日本の早池峰型航空母艦を凌ぎ、世界最大の座へとのし上がった。 主な性能は次の通り。 ユナイテッド・ステーツ級航空母艦 72000t 艦載機120機搭載 34ノット 合計七隻の航空母艦による打撃力は戦艦の五隻や六隻、まとめて海底に葬れるレベルであり、日本海軍はこれを警戒、後に電探と近接信管、そしてジェット艦上戦闘機による凶悪な防空網を構築、アメリカ海軍に張り合うことになる。 ・転落 しかし、彼女の栄光は長くは続かなかった。 一九四二年の終わりに始まった太平洋戦争、その中で両国艦隊主力が最初にぶつかり合ったトラック諸島沖海戦で彼女の率いた空母機動艦隊はわずか二回の航空攻撃で戦力価値を完全に喪失した。 艦載機帰還率7%。言いかえれば未帰還率93%。 この瞬間彼女たちは長槍も盾も失った巨大な鉄の箱へと成り下がった。一発の機銃弾すら受けていないにもかかわらず。 空母部隊による航空攻撃が失敗したため、米戦艦部隊は日本戦艦部隊に対し圧倒的な劣勢下での戦闘を余儀無くされ、新鋭戦艦モンタナ級二隻を含む八隻を喪失。トラック攻略も失敗に終わる。 しかしこの敗北は彼女の味わう屈辱のほんのはじまりに過ぎなかったのである。 361 :四〇艦隊の人:2013/11/08(金) 01 02 21 ここで力尽きた……。 あとはまた思いついたら書く。 明日も早いのでお休みなさい。 395 :四〇艦隊の人:2013/11/08(金) 11 55 09 362 363 今回はアメリカ側というかU.S.からの視点しか描写してないので書いてないのですが、実は日本空母もそれなり以上の損害を被っています。 投入した正規空母四隻(早池峰、白根、飛龍、蒼龍)、軽空母二隻(翔鳳、瑞鳳)の内、 飛龍、翔鳳が沈没、白根、蒼龍が艦載機発艦不能、瑞鳳が舵機損傷により戦線離脱、他に阿蘇型重巡男体が早池峰をかばって魚雷四本を受け轟沈、駆逐艦六隻が沈没。 史実日本海軍が見たら卒倒するような被害を受けています。 逆に言うならU.S.とその機動部隊は日本海軍の航空攻撃を完全に阻止したともいえます。 ……まあ93%の未帰還に見合う戦果か?といわれると評価が分かれるでしょうが。
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発生年月日 1976/10/6 発生地 バルバドス・ブリッジタウン沖 機体 DC-8-43 機体記号 CU-T1201 乗員乗客数 73(うち乗員25名) 死亡者数 73(全員) 事案 爆破・墜落 原因 テロ 出典 http //soveryverythankfulblog.blogspot.com/2015/10/cubana-airlines-disaster-monument.html バルバドスのシーウェル空港を発って11分、455便はジャマイカ・キングストンに向かう途中で突如洗面所から爆発した。 機長は異常発生をシーウェル管制へ伝えた。 管制は空港へ戻るかと問い、455便もそれに応じた。 しかしここで再び爆発が起きてしまった。そして旋回しつつ海岸から離れていき、ついにブリッジタウン沖16キロの地点に墜落したのである。生存者はいなかった。 爆発の原因はCORUという反カスロト集団による爆破テロである。 これはバルバドスで降りた2人のベネズエラ人、フレディ・ルーゴとエルナン・ロザノが自白したことで分かった。彼らは偽名を用いて、洗面所と客室の中央部に爆弾を仕掛け、バルバドスで降りたのであった。 曰く、彼らの頭領はCIA工作員のルイス・ポサダ・カリレスという男だった。 ポサダと、共犯のオーランド・ボッシュが逮捕された。 計4名はベネズエラで裁判が行われた。しかし、なぜか証拠不十分で無罪となった。 というのも、この裁判は軍事法廷で行われたのであるが、4名は形式上軍人ではなかったため裁くことができなかったのだ。 その後、ベネズエラの民事裁判所へ再び起訴された。ルーゴとロザノは有罪判決(ただし初版だったため可能な限り軽くなっていた)、ボッシュは証拠不十分で無罪、ポサダは判決の前夜に逃亡した。 ボッシュの無罪判決に納得のいかなかった裁判官が上告しようとしたものの、ベネズエラ政府からそれを拒否され実現はしなかった。 なお最終的にポサダが有罪であることが、CIAとFBIの公文書で判明している。 1998年、カストロが訪れたバルバドスの西海岸で、事件の慰霊碑の除幕式がしめやかに行われた。 ATCの記録 関係資料(スペイン語・画像クリックで飛べます) 参考文献 Loop News Wikipedia-Cubana de Aviación Flight 455 Wikipedia-Vuelo 455 de Cubana very very thankful 報告書 ATC音声の字幕元 Democrasy Now! 53 12~
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黄色のセルは同型艦の中で最も優秀(最大値かつ半数以下) 赤色のセルは重巡洋艦の中で特に優秀(2標準偏差以上)を意味します。 対潜・索敵・回避の値は間違っている可能性あります。 古鷹型重巡洋艦 No 名前 改造可能レベル 火力 雷装 対空 対潜 索敵 運 耐久 装甲 回避 搭載 速力 スロット 燃料 弾薬 特徴 52 古鷹改 25 54 59 59 0 49 10 48 64 75 8 高速 4 35 60 53 加古改 25 49 59 59 0 49 10 48 64 75 8 高速 4 35 60 青葉型重巡洋艦 No 名前 改造可能レベル 火力 雷装 対空 対潜 索敵 運 耐久 装甲 回避 搭載 速力 スロット 燃料 弾薬 特徴 54 青葉改 25 54 59 59 0 49 30 49 64 75 8 高速 4 35 60 妙高型重巡洋艦 No 名前 改造可能レベル 火力 雷装 対空 対潜 索敵 運 耐久 装甲 回避 搭載 速力 スロット 燃料 弾薬 特徴 55 妙高改 25 69 79 69 0 49 10 55 72 79 8 高速 4 40 80 56 那智改 25 69 69 69 0 49 10 55 72 79 8 高速 4 40 80 57 足柄改 25 69 69 69 0 49 10 55 72 79 8 高速 4 40 80 58 羽黒改 25 69 69 69 0 49 10 55 72 79 8 高速 4 40 80 高雄型重巡洋艦 No 名前 改造可能レベル 火力 雷装 対空 対潜 索敵 運 耐久 装甲 回避 搭載 速力 スロット 燃料 弾薬 特徴 59 高雄改 25 69 79 69 0 49 10 57 74 79 8 高速 4 40 80 60 愛宕改 25 69 79 69 0 49 10 57 74 79 8 高速 4 40 80 61 摩耶改 18 69 69 89 0 49 10 55 74 79 8 高速 4 40 80 62 鳥海改 25 69 69 69 0 49 10 57 74 79 8 高速 4 40 80 利根型重巡洋艦 No 名前 改造可能レベル 火力 雷装 対空 対潜 索敵 運 耐久 装甲 回避 搭載 速力 スロット 燃料 弾薬 特徴 63 利根改 25 65 79 79 0 79 10 56 76 79 16 高速 4 45 70 64 筑摩改 25 65 79 79 0 79 10 56 76 79 16 高速 4 45 70 最上型航空巡洋艦 No 名前 改造可能レベル 火力 雷装 対空 対潜 索敵 運 耐久 装甲 回避 搭載 速力 スロット 燃料 弾薬 特徴 101 最上改 10 69 69 59 0 59 10 43 71 69 16 高速 3(5,6,5) 50 55
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第2ラウンドSS・航空機その1 私は弱い。 私は、あの日見た美しい光景を、いくら切望しようとも創り出すことはできない。 私は、強くなりたい。 ========== 『荒川 くもり』が破壊の権化だとするなら、『枯葉塚 絆』は貪欲に勝利を求める鬼だ。 1回戦の対『狐薊 イナリ』戦。事前公開のプロフィールだけでは測れない成長特性をもつイナリに対し、絆は先ず見(けん)に回った。食べ歩きという形をとりながら、今のイナリに何ができ、何ができないのか。得物の種類・特性は。自身はどうすれば、目の前の彼女を打倒できるのか。過去の記憶を重ねながら彼女を見つめる一方、底冷えするような冷徹さをもって絆は目の前の敵を観察していた。 一度戦闘に入れば、その行動は速かった。状況不利と見るや瞬く間に転進、パワー勝負になると判断し自前の金属製ゴーレムを作り上げて正面からの殴り合い――からの、イナリ自身となった街の欠片を投擲し場外判定をとるというルールの隙を突いた勝利。イナリにも迂闊な部分があったとはいえ、これで絆の勝利への嗅覚の鋭さを疑うことはできないだろう。 「いや、普通に考えすぎではないのか?」 満を持して持論を展開するくもりの弟――雨に対して、今や絆のサポーターとして駆けずり回る男、『獅子中 以蔵』はにべもなく返す。 「あいつはそんな細かい事を考えながら戦ってはおらん。センスは認めるがな、アレはそういうタイプではない」 「……ああ。俺もそう思ったよ」 ミルクを垂らしたコーヒーカップに一口付け、こくりと喉を鳴らす雨。ここは雨とその兄である晴也が経営するコンビニを構える商店街、その一角にある個人経営の喫茶店。15,6人も入れば一杯の店内は、何十年も時間が止まっているかのように、窓の外と趣を違えていた。 「初めて見た俺も、印象としては柔くてゆるいって感じしか受けなかった。まあ、」 この二人が同席するに至る経緯は、長い説明を挟む必要は無い。以蔵が次の対戦相手であるくもりの身辺調査にとりかかった所で、雨が家の近辺をうろついていた彼(雨自身は、以蔵が絆のサポーターであることは事前の調べで知っていた)に声を掛けたというわけである。以蔵としては即座に遁走する選択肢もあったが、雨に害意が無いことを確認できた後は、腰を落ち着けて話そうという彼の提案を呑んだ。くもりの弟である彼が、彼女の不利になる情報を吐くとは思えなかったが、それでも話の端々から得られる手がかりはあるかもしれない。 「だからこそ気になったんだ。受ける印象が、あまりにも鮮烈すぎる」 「……どういう意味だ?」 「何らかの方法で――例えば、あの戦いが小説のような読み物として表現されているとして、その地の文が一々ゆるい語り口調でツッコミをしてくるような――あえて彼女の印象を柔く見せようとしているような、そんな節があるように感じたよ」 「はは。何を言うかと思えば」 突拍子もない考えである。くだらない言いがかり、妄想だ――そう言おうとした以蔵だったが、これまで自身の見てきた彼女の姿を思い返し、その考えは決して一笑に付すようなものではないと気づいた。彼の言う事をそのまま認めるわけではないが、確かに絆に対して以蔵は、はっきりと根拠のないまま理解したつもりになっているような、漠然とした印象を事実かのように思い込んでしまっているような、そのような点が確かにある。 「まあ、単なるガキの推測だよ。んで、ここから先はさらに推測だが、今まで言ったあの子の特性――勝利への道筋を組み立てる能力、警戒を抱かせないような印象に見せる力――は、あの子自身が持ち合わせている能力とは全く別個のもの」 「いよいよ分からんな、言っている意味が」 「誰かに理解してもらいたくて話してるわけじゃないからな。だが、事実――『彼女は、神に愛されている』」 「……ふむ」 散々持論を並べ立てた挙句今度は神、ときたものだ。口では推測とのたまってはいるものの、雨の言葉の端々に確信めいた何かを抱いているのを以蔵は感じ取っていた。 「おとなしそうに見えたが、やけに吹くではないか。それがお前の魔人能力か、荒川 雨」 「……ノーコメントだ」 その言葉は半ば肯定を含んでいたが、これ以上は話さないという態度の表明でもあった。もとより以蔵も、今日は彼についての調査に来たわけではない。 「では、そろそろ此方の質問にも答えてもらおうか。荒川 くもりについてな」 「ああ。返答は選ばせてもらうが」 以蔵はプリントアウトしたニュース記事を、テーブルの上に広げた。日付は10年以上前、とある山奥の村にて起こった惨劇の様子を綴った記事だった。 「魔人能力に覚醒した少女が暴走。自身の両親を含む83人が行方不明――おそらくは死亡させ、その村自体も建物・ライフラインを含む辺り一帯を平らにされた――記事内では名前が伏せられているが、お前の姉の起こした一件で間違いないな?」 「……ああ」 コーヒーを飲み干す雨。ふう、と一息つき、以蔵の眼を見る。 「よく見つけたな。そんな昔の小さな記事」 「被害を見れば決して小さくは無いが……折しもあの頃は、福岡の868人連続殴殺事件に大阪の通天閣倒壊の件も重なっていたからな。確かに扱いとしては小さくなっていた」 言いながら以蔵は、ニュース記事の下から今度は写真を印刷したものを取り出す。森の中にぽっかりと開いた、直径10m程の大きな穴だ。 「昨日、俺がその村でとった写真だ。これは何だ?」 「…………」 「荒川 くもりの能力は、掌で触れた物を破壊するという能力だったはずだ。穴の深さを測ろうとしたが、まるで底が見えなかった――これも、お前の姉がやったことなのか」 「――ノーコメントだ。だが」 印刷された穴に、雨は人差し指で大きくバツをする。 「補足しておくと、今の姉貴の能力じゃこの現象は起こせない。『全壊』は理屈じゃ何でも壊せるって能力だが、姉貴の認識で物と認識できなきゃ行使は不可能だ。地球まるごとをぶっ壊すのは不可能、おそらく日本列島、四国程度でもまだ無理だ。一般的な体積の限界線で言えば、おそらくは山一つ程度」 「ふむ」 以蔵は冷め始めたウインナーコーヒーに口を付け、思案する。くもりの能力について一部でも詳細を聞けたのは大きいが、彼にはそれ以上に気になる点があった。 「『今の』荒川 くもりの能力――か」 「……それについちゃ、あまり話したくないな。話したところで、おそらくあんたの想像した以上の情報は無いし、そもそも『そう』なっちまったら、もう誰にも、どうしようもない」 語る気は無いといいつつも、その理由は雄弁に『一つの事実』を以蔵に伝えていた。 「いいだろう。後は、そうだな」 続けて質問を投げかけようとする以蔵を、雨は静止した。 「以蔵さん、あんたがあの子を勝たせたいってのは分かった。今の話――調査内容から、それに値する充分な執念・意志を持ち合わせてるってことも」 残った冷水を一気に飲み干し、雨は続ける。 「今からあんたに、姉貴の弱点を教える。だから、頼む」 雨は頭を下げ、言った。 「あんたら二人、次の試合で、姉貴を負かしてくれ。初戦を見て分かった……姉貴はやっぱり、この世界に居るべき人間じゃない」 ========== 「げ、っほ、げっ――」 荒川 くもり対枯葉塚 絆のマッチが始まり、1分が経過。状況ははっきりとくもり側が不利だった。 (事前の通告から分かっていたけれど、このフィールド。そして、この相手……あまりにも偏っている) 今回、二人の戦場として選ばれたのは航空機。上空を飛行している状態での戦闘となるため、飛行能力を持たない魔人であれば、実質的に狭い機内のみでの戦闘となる。くもりの空間破壊では、一時的な擬似飛行は可能なものの、時速数百キロで飛行する航空機にはとても追いつけない。機外に放り出されれば、即場外となるだろう。 そして、機内に留まるならば、其処は鋼鉄の檻――枯葉塚 絆が最も得手とする、金属を自由自在に操ることのできるフィールドだ。位置が把握されれば、常時生殺与奪の権利を握られ続ける事になる。 (一応、策は考えたけど。そう上手くは、いかない、なあ) くもりの策は、開幕で飛行機を墜落させ、混乱に乗じて絆へ接近し能力を喰らわせること。コクピットに乗り込み、乗員と操縦系統を破壊したまでは良かったが、次の瞬間に待っていたのは絆の遠隔攻撃だった。天井や床から、銃撃のように金属の塊がくもりへ降り注ぐ。 がたがたと揺れる機内の中、兎にも角にも距離を詰めようと、急所を守りながら客室に繋がるドアを開けたくもりを待っていたのは、無数に作られた金属の壁だった。所々に隙間が見えるが、それは絆が意図的に作ったもの――客室の最後方で、絆は高みの見物とばかりにくもりの様子を窺っていた。 (この壁は一体ものじゃないから、能力じゃいちいち一枚ずつ破壊しなきゃ先に進めない。身体強化でもこれだけの壁を壊すのには時間がかかる) いっそのこと、飛行機ごと破壊してしまった方が早いのではないか? という思考が一瞬くもりの中によぎったが、それこそ彼女の思うつぼ。金属の変形で絆自身は機内に留まり、逆にくもりは簡単に放り出される。くもりとしては空間破壊を併用しつつ、愚直に前進を続ける他無かった。 「簡単にはいかせない、よ!」 壁に手を当て、絆が念じると、先程と同じく金属の銃弾――そして、触手のようにしなる金属の鞭がくもりを拘束にかかる。近距離では一撃必殺の威力を持つ『全壊』だが、一旦守りに入るとその効力は薄い。僅かな当たり判定で鞭をいなそうとするものの、全てを防ぎきれるわけではない。銃弾も決して威力が高いわけではないが、こう数が多くてはいくらなんでも対処のしようが無い。 「っ、ぐ」 鞭に左腕をとられた。好機とばかりに、絆は舌なめずりをする。 「いっけぇ!」 「ぐ、うううぅぅぅああああ!!!」 ぐるん、と鞭が一回転。巻きついた鞭は、いとも容易くくもりの左腕を引きちぎる。初体験の痛みに取り乱しかけたが、直ぐに残った右手を使用し痛覚を破壊――遮断した。 (ん……流石に、今回は、やばいかなあ) 絆までの距離は未だ遠い。更に、気になるのは彼女の服装だ。スポーツウェアのような軽装の下に、全身に張り付くアンダーアーマーを着込んだ状態。 (気づかれた、のかな。誰にも、言ってない、はずだけど) 彼女の『全壊』には、対人において一つの弱点があった。相手が服を着込んでいた場合、それがそのまま彼女の能力に対するガードとして機能する――これはくもりの認識による問題だが、彼女は服とそれを着る人間を別個として捉えているため、一遍に破壊ができない。脱衣麻雀よろしく、一枚ずつガードを剥いでいく必要があるのだ。 (徹底した遠距離からの攻撃、能力封じの腕狙い、服装によるガード……普通で思いつかない策じゃないし、早計かもだけど。もし漏らしたとするなら、あめちゃんかなあ) 朦朧とする意識の中で、再度くもりは前を向く。右腕をとられれば、文字通りもう打つ手が無い。 「ねえ、おねーさん、もう降参しない? 多分無理だと思うよ、ここから逆転なんて」 屈託のない笑みを浮かべ、絆は言う。彼女の言うとおり、どこから見てもここからくもりが攻勢に出ることは不可能に思えた。くもり自身にも、それは分かっている。 「そうですねえ……」 それでも、参ったは言わない。そもそも、彼女がこの大会に参加したのは、此処にある全てを根こそぎ破壊するためだ。勝つの負けるので退く理由はなかったし、他に何かできることがあるなら―― (私の中の、なにか) 絆へは届かない。なら、壊すのは、私。 (私の――『弱さ』を、壊す) くもりは右掌を、こめかみに当てた。同時に、しびれを切らした絆の攻撃がくもりへと向かう。 ========== 枯葉塚 絆。彼女は神に愛されている――雨はそう言った。 しかし、同様に、荒川 くもりも、また。 ========== 「うぅ――ぅぅぅうううう」 (何? おねーさんの様子が、何だか) 「ううううううああああああああああ!!!」 くもりの咆哮。そして閃光。絆は試合前、以蔵に言われた言葉を思い出す。 『徹底した遠距離からの攻撃、能力封じの腕狙い、服装によるガード。そこを特に気をつけることだ――ああ、あと、念のため一つ。プロフィールには書かれていないが、相手は遠隔攻撃能力を隠し持っている可能性がある。様子がおかしいと感じたら――』 (射線から、できるだけ遠く、逃げる!) 能力で壁に穴を作り、離脱する。鉄パイプに両足を乗せ、機外へと離脱し―― 「っか!!!」 飛び出した瞬間、くもりより後ろの機体部分は、跡形も無く消し飛んだ。 (――叩き落す!) 多少の動揺はあったが、今は惑うべきではないと勝利への執念が叫ぶ。絆は鉄パイプからの金属弾銃撃を行いながら、再度残った機体へ取り付くタイミングを窺う。 「……どうして」 一方、くもりは先程とは打って変わって、弱弱しい声で何事かを呟き続ける。 「お父さん、お母さん、みーちゃんえっちゃんゆうくん、高橋さん三村さん広田さん弓削さん大隅さん、私は私は私は何で何で何で、私は知りたかった知りたかったただそれだけで、私は私は私は私は」 ばっ、と唐突に顔を上げた。視線の先には、絆の姿。 「――ねえ。あなたの事、教えて」 再びの咆哮。大きく旋回しながら、絆はギリギリで放たれた閃光を避けた。 「っ、終われええええええっ!!」 機体に取り付き、能力を発動。残った床、天井から棘を放ち、くもりを串刺しにする。 「は――あは、は」 くもりは、狂ったような笑みを浮かべながら、絶命した。 『荒川 くもりの死亡を確認。本バトルの勝者は枯葉塚 絆です』 「……何だったんだろ、今の……」 勝利を手にしながらも、絆の脳裏には、狂笑するくもりの姿が焼きついて離れなかった。 ========== 「勝つには勝った、が」 生中継を見ながら、雨は不満げな表情を隠さなかった。 「――こうなっちまうのか。やっぱ」 「まあ、仕方ないだろう」 晴也はいつも通りの笑顔で、雨の肩に手を置く。 「それに向き合わざるを得ない、その時が来た。そういう事ではないか?」 兄の問いには答えず、雨は黙ったままノートPCを閉じた。 GK注:このSSの執筆者のキャラクター「荒川 くもり」
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548. ひゅうが 2011/11/08(火) 14 42 37 ※いろいろとお叱りをいただきましたので、日本のメーカーで一本書きました。 東北航空小史3〜萱場「かつをどり」飛翔〜 ――1942年10月 青森県 三沢航空試験場 「テストをはじめます。」 担官がそう宣言した。 社主であり、技術者でもある萱場資朗はそれにうなづく。 彼らがいる、コンクリート舗装の滑走路の先には、ずんぐりしたデルタ無尾翼機が鎮座していた。 とはいっても、欧州でリピッシュ博士が研究しているようなロケット機ではない。 機首には空気取り入れ口があり、ショックコーンが突き出ている。 プロペラはない。 それは、この頃は日本とドイツでしか実用化がなされていない「噴流式推進機」、ジェットエンジンをこの機体が搭載している証だった。 「頼むぞ。鶴野さん。」 萱場の言葉に、キャノピーを開けたままの与圧服姿のテストパイロットは両手の親指を立てることで答えた。 機体の無線機に咽頭マイクからの線をつないでいない今、与圧服の中にいる相手からの情報伝達手段はこれしかない。 いずれは技術の発達で透明部分の開け閉めも容易になるだろう。 が、今は後世の宇宙飛行士のようにやるしかない。 この機体に耐えられるように開発中の「対G飛行服」はまだ洗練されきっていないのだ。 テストパイロットをつとめる海軍の鶴野少佐が乗り込むと、滑走路で待機している白衣の担当官や陸海軍の技術士官たちは機体の方から離れ始めた。 空気圧搾機車がエンジンに繋いだ管へコンプレッサーで圧縮された空気を送り込みはじめる。 「お前なら、やれる。『かつをどり』。」 萱場は念じた。 「だから、舞いあがれ。あの大空へ。」 ――それは、美しいというよりどこか「可愛い」印象のある機体だった。 航空機用の衝撃緩衝脚(油圧によって着陸の際の衝撃を軽減する)において頭角を現しつつあった萱場製作所は、昭和初期から航空機開発にも着手していた。 シコルスキー式と後に呼ばれるヘリコプターやオートジャイロ開発などにおいても名を知られつつあった萱場は、その理想とする飛行機のためにグライダーや模型による試験を繰り返した。 そして、彼は「ラムジェットエンジン搭載の高速戦闘機」の開発を思い立つ。 ビール缶のような胴体内部に、じょうごのような形で空気を圧縮しそこへ燃料を注ぎ込み、点火し推進力を得るラムジェットエンジンを搭載し、高速域でも運動性が高い三角定規のようなデルタ翼と翼端の垂直尾翼というシンプルな構造だった。 ラムジェットエンジンを始動できる空気の流量が得られる速度域までは、ロケットブースターで加速する予定だった。 この構想は、「かつをどり計画」と呼ばれていた。 史実では、この構想は見向きもされなかったが、この世界では違った。 1940年、第2次大戦の情勢緊迫化により海軍航空本部と陸軍航空本部は、のちに 「疾風」と呼ばれるジェット戦闘機の開発を軌道に乗せていた。 が、高速を追求したジェット戦闘機を開発するには様々な困難が立ちはだかっており、軍はもしもの時のためのピンチヒッター機を求めていた。 萱場の「かつをどり」なら、元からラムジェットエンジンの搭載を予定しているためにエンジンの載せ換えも簡単で済む。 そういったわけで、萱場飛行機は軍からの補助金とエンジンの提供を受けてこの機体を完成させることができていた。 もっとも、彼らはただ搭載しただけではなかった。 軸流式ターボジェットエンジン「ネ‐330」の空気圧縮機の前段に圧縮機を一段追加し、さらにエンジン本体の外側に空気の流れを導くダクトを追加したのだ。 そして、エンジンの排気部で合流した空気の流れはそのまま排気されはしない。 酸素を追加されたほどよく温まった空気にはもう一度燃料が噴射され、さらに推力を増大させられるのだ。 アフターバーナー。再燃焼装置、リヒートとも呼ばれる機構だった。 さらには、得意の油圧装置を用いて中枢のエンジンへ空気を導くダクトを閉鎖。一定の速度に達したならアフターバーナーだけでの飛行もできる。 最終的には音速の突破も考慮されていた。 ――夢幻会が見たのなら「それ何てSR71のエンジンだよ。」と突っ込みたくなるエンジンを載せ、「かつをどり」は離陸していった。 549. ひゅうが 2011/11/08(火) 14 47 24 【あとがき】――首都圏は三菱や倉崎などの大会社が工場を構え、テストをできる場所が狭くなりつつありますので中小の企業は中部や東北地方へ工場を構えつつある、という考えで一本。 かつをどり計画については実在しますが、軍に無視されていました。ラムジェットエンジンのために開発が継続されていても苦労が伴ったと予想されています。 ですが憂鬱世界には軸流式ターボジェットが都合のいいことに40年代初頭に存在しています。 ジェット前提で設計された機体としては日本でもっとも早いこの機体に載せてみない手はないかなと。 また、ダクト直径が大きいため、ターボファンとアフターバーナーの相の子のような機構をラムジェットへのオマージュとして搭載してみました。 油圧機構は実用機ではオミットされるでしょうが(笑)